愛してたって、秘密はある。 1話
(2017年7月16日放送分)

愛してたって、秘密はある。

愛してたって、秘密はある。 1話 感想

過去に父親殺しの罪を犯している主人公がその罪を愛する人にも隠したまま生きていく……というところまではタイトルから分かりましたが、その主人公「奥森黎」が将来の仕事として弁護士を選ぶというのは全くの予想外でした。

更に婚約者の立花は検事を目指しており、そのお父さんも検事正という、隠れ犯罪者にとっては地獄のような環境でしたね。

どこまでツイていない主人公なのでしょうか。

しかし奥森がなぜ弁護士を目指しているのかについては、彼の犯罪者を擁護し続けようとする姿勢を見ている内に少し納得がいきました。

彼は犯罪者に自分を投影し、彼らを守る事で自分の心も守ろうとしているように映りましたので。

「罪にはそれぞれ事情がある」「どんな凶悪犯だってやり直せる」などの言葉は自分に言い聞かせているように思えてなりませんでした。

たしかに奥森の父殺しの件には同情すべき余地がありますし、犯罪者にも事情があるといった理屈も否定はしません。

ですが第1話終盤で、残念ながら同情の余地もない犯罪者も世の中にいるという現実を突きつけられてしまう奥森。

非道な犯人の口から出た「証拠も罪も無かったことにした筈なのに」という言葉は奥森にも突き刺さるところがあり、果たして彼が今後も自分の罪を黙ったままでいられるのかが不安になってきましたね。

彼は本気で犯罪者を擁護する一方で、事件捜査や真相究明にも真剣に取り組む正義感がありますから、いつか自分で自分を裁く事になってしまいそうです。